Visual Factracer

導入事例 株式会社高山産業様インタビュー

電子部品製造における検査から梱包工程の可視化

 

電子部品の製造において、品質保証体制の強化は重要なテーマです。

株式会社 高山産業 霧島工場では、検査工程から梱包工程までを対象に、データ連携映像検索システム VisualFactracer を導入しました。

その背景と目的について株式会社 高山産業 前田様、勝山様、兒玉様にお話を伺いました。

左より課長 前田様、工場長 池村様、係長 勝山様、係長 兒玉様 左より課長 前田様、工場長 池村様、係長 勝山様、係長 兒玉様

不具合発生時に「工程を遡れない」ことが課題だった

―― VisualFactracer導入のきっかけを教えてください

 

製品に不具合が発生した際、その原因がどの工程にあったのかを客観的に追跡できない点が課題でした。

取り扱う電子部品は微細構造を持つ部品です。不具合が発生したとしても当時は調査を行っており状況を遡って確認することが難しい状況でした。

当工場に起因するかどうかを客観的に確認できる体制へ

―― 今回のVisualFactracer導入で目指したことは何ですか

 

検査工程から梱包工程までの作業状況を記録し、ロット単位で検索できる体制を構築することです。

対象工程は以下の通りです。

• 部品内部の全数検査

• 外観検査工程

• 梱包工程

不具合発生時には、該当ロットの検査状況や作業履歴を確認できるようになりました。

その結果、当工場の工程に起因するか否かを客観的に確認し、発注元メーカー様へ説明できる体制を整備できました。

監視ではなく「工程トレース」のための仕組み

―― 現場での反応はいかがでしたか

 

当初はカメラ設置に対して戸惑いの声もありましたが、監視目的ではなく工程トレースのためであることを丁寧に説明しました。
現在では特別な意識を持たれることもなく、通常の業務環境として定着しています。

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“使わないことが最善”だが、必要なときに備える

―― 現在の運用状況はいかがですか

 

現時点では重大なトラブルは発生していません。

しかし、万一の際に工程を遡れる体制が整っていること自体が、品質保証の強化につながっています。

 

「使わないことが最善。しかし、必要なときに確実に使える。」

その状態を実現できたことが大きな成果です。

今後の展望

今後は、蓄積された映像データを活用し、作業標準の見直しや教育用途への展開へとつなげていく可能性もあります。

検査〜梱包工程を横断的に可視化することで、品質保証体制のさらなる強化を目指しています。

株式会社高山産業は1976年の創業以来、
半世紀にわたって電子部品の製造・加工、検査などを行っています。
電子部品の需要が高まり、受注ニーズに合わせて工場を拡張し現在、
3つの工場(大くす工場・霧島工場・まきぞの工場)を中心に
高性能な電子部品の加工や検査を行っています。
https://takayama-s.com